客車・機関車収納
収納と輸送時の工夫は,模型が重くて大きな5インチゲージでは特に重要です.
このため模型の設計時には,常に収納のことを考えながら進めてきました.
はじめに客車の収納ですが,車体が長いので倉庫に立てて収納するようにしています.
これにより約35cm×50cmの面積に2両分の収納を行うことができました.
一方機関車は重いので,今のところ倉庫の一番下を空けてそのまま収納する形です.
ほんとはまともな収納ケースを作ってやればよいのですが・・・.
台車収納
台車はプラスチックの蓋付きコンテナに収納し,露天で保管しています.
実際には中敷のコンパネを入れ,2段で2両分4個の台車を収納しますが,
台車を直接入れると重量でコンテナ底がたわむので,底にもコンパネの板を入れ補強します.
移動の際はコンテナごと・・・・と言いたいところですが,実際には重すぎて持てず,中身を半分出してコンテナを運び,
再度台車を入れるということをやっています.
寸法の合う薄型のコンテナがあれば,これを積み重ねたいところです.
線路収納
線路は組み立て式にしているので,屋上の手摺に沿った部分以外はバラして,積み上げてあります.
台風などの強風で飛んで落下すると危険なので,適宜ロープで固定してあります.
クレーン
屋上から地上へ機材を上げ降ろしするのに,階段経由で運ぶと腰を痛める可能性があるので,
廃物のアルミフレームを用いてミニクレーンを作りました.
マキタの60kgf用の100V電動ウインチをフレームに取り付け,ワイヤを2本取りにしてゆっくり動くようにしてあります.
地上から屋上面まで6mチョットの上下を20秒ほどかけて行います.
ブームと反対側には5kgの廃分銅2個をカウンターウェイトとして取り付けますが,
不足の場合は水を入れたポリタンクをフレーム下部に載せます.
屋上手摺の1ユニット(幅1.5m)をねじ留め式に改造し,使用時には取り外し,
ここからブーム部分をせり出します.
機関車,客車用に専用の玉掛けロープを作り,安全に作業が出来るようにしました.
移動台車
ちょっとした移動,あるいは車から線路まで楽に異動が出来るように,専用の台車を作りました.
150kg用の小型台車を改造してつくったのですが,プラ車輪の音がうるさいのと段差の乗り越えに難があったので,
エアタイヤ式のカートの下回りを利用して改造してあります.
手摺側にはバテロコ用のレール(アルミ角パイプ製)を設置し,バテロコの台枠と台車の固定環にターンバックルを掛け,緊締します.
前部には台車コンテナを載せ,この上に客車やコキを載せ,適宜ロープで固定します.
満載時にはさすがに一人で引くのは辛く,後部補機役が必要です.