みつびし合図燈
昭和初期のカーバイド式合図灯で,高さ33cmとかなり大型です.
カーバイド灯はカルシウムカーバイド(CaC02)に水を反応させて得られる
アセチレンガス(C2H2)を燃焼させて光源とします.
このためカーバイド槽を下に水槽を上に配置し,水槽の底にはニードルバルブを設けて水の滴下速度を調整します.
乾燥質量で1.6kgあり,水とカーバイドが加わるとかなり重く,長時間の携帯はかなり苦労したと思われます. |
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昭和初期の製品. |
手サゲガスランプ みつびし256号
磯村産業のカーバイド灯としてよく見かけられるもので,レンズの有無やフィルタの有無があります.
上の製品に比べて小型でスマートな形状になり,乾燥質量で870gと軽量化されています.
ガスのノズルには様々の種類があり,明るさや燃焼時間を調整可能でした.
鉄道以外にも用いられ,昭和40年代まで作られました.
なおトレードマークの「みつびし」は菱型を上下に3つ重ねた「三階菱」をかたどっったものです. |
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昭和40年代の製品.
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付属の取扱説明書↓ |
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磯村E-2型合圖灯
白光式合図灯とともに電灯式合図灯として最もポピュラーなもので,昭和20年代後半から47年頃まで生産されました.
国鉄の合図灯の仕様書に基づいた設計で,真鍮ニッケルメッキ製ボディー,質量720g,電池はTA2-2サイズを用います.
レバーのスリットから水が侵入しにくいようにスライド式の小片(防水板)があり,色の転換方向を示す表示機の役目を兼ねています.
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昭和30年代後期製.
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付属の荷札様取扱説明書↓ |