ATS警報機鳴動セット

 ATS警報機にはベルとチャイムがあります. 駆動電圧としてはどちらもDC24VとDC100V仕様がありますが,前者は気動車系,後者は電車系のようです. 電圧が揃ったものが入手できればよいのですが,異なる場合は両方の電源を用意する必要があります. ここでは24Vベルと100Vチャイムをスイッチを使って単純に鳴らす,簡易例を紹介しています.

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適当な大きさの板にチャイムとベル,駆動用スイッチ箱を取り付けます. 裏側には電源セットがあります.
チャイム前面下部の小箱は電源用チョーク回路のようで,100V用の製品にのみついています.

動作のビデオ→
各機器内部の配線の様子です.ベルにはオルタネートの押ボタンスイッチでDC24Vを供給します.
チャイムは電源と鳴動開始のトリガが別入力で, 一旦トリガされると自己保持回路が働き,電源を切らない限り鳴り続けるようになっています. そこで電源スイッチはトグスルイッチ,トリガはモーメンタムの押ボタンスイッチによりDC100Vを供給します.
電源セットの内部で,24V側は1Aのスイッチング電源です. 100Vの直流電源はなかなか市販されていないので,ここでは 35V×2端子,0.2Aのトランスの2次側を直列にして70Vで用い, ダイオード1個と1800μF・200V電解コンデンサの半波整流回路で98V(=70×√2)を得ています. チャイムを鳴らす程度の電流ならば,このような簡易回路で十分です.