せっかく苦労して手に入れた解体部品や鉄道用品は,長年の風雨による土埃/錆/油などで汚れ, また長期の使用による部品消耗・欠品などによる動作不良など,不具合を抱えている場合がほとんどです. 集めた本人にとっては「鉄のお宝」でも, 家族にとってはタダの「ガラクタ」にすぎず, 保管場所を占有して迷惑がられてはいないでしょうか. そこでこれらのオリジナリティーを損なわないようにきれいに修復して,インテリアもしくは往時の動作を観察できる技術史的資料として 活用しようというのが本サイトの趣旨です. もちろん「使われたままの状態で保存することに価値がある」という観点もありますが, これは写真やビデオで残したり,博物館などのプロ組織に任せ,アマチュア的に自分の志向にマッチした「鉄のお宝」を楽しみませんか. 本サイト「鉄のお宝修復室」では,これまでに手掛けたいくつかの品々の修復法を紹介しています.