Rawie社製の車止め

 ドイツRawie社製の車止めです.レールをクランプする摩擦ブレーキが基本で,油圧ダンパの有無があります. 同社のHPでは様々なタイプの車止の紹介があり,衝突実験の動画を見ることも可能です(独語/英語). 日本では伊岳商事鰍ェ代理店で,ここにも動画があります.


ページ内移動:マウスでスクロール,メニューへの戻り:バックボタン.
 [京成/成田空港] [西武/新宿] [西武/武蔵境] [小田急/新宿]  [小田急/登戸] [小田急・箱根登山/小田原]
 [江ノ電・藤沢] [京急・蒲田] [京急・小島新田] [京急・金沢文庫]  [京急・久里浜] [京急・三崎口]
 [京急・新逗子] [長電・湯田中] [京阪・中之島] [京阪・淀]  [阪神・三宮] [阪急・夙川] [万葉線・高岡]

設置場所・仕様など 車 止 め の 画 像
JR東日本・東京駅8番線
 かつて上野駅まで続いていた東北縦貫線の復活工事が行われており,東海道線8-9番線の上野寄りに JRグループ初導入のRawie社製車止が2台あります.また神田駅付近の工事線末端にも1台見られます. JR東日本の緑のコーポレートカラーロゴが目立ちますが,今後増えるのでしょうか. それとも工事期間中のみのリース/レンタルでしょうか?

形 式:不明ですが,ブレーキは片側5個で全10個です.

 工事進捗に伴い,2013年8月現在,撤去されています.
JR東日本・東京駅8-9番線
 こちらは8-9番線全体を上野方向に見たところです. 連絡線が完成するとお役御免で,いずれどこかへ転用でしょうか?
 工事進捗に伴い,2013年8月現在,撤去されています.
福島交通・飯坂温泉駅
 改札側の末端にあります.レール端まで4.8mは無いと思いますが, 福島駅と仕様を統一しているのでしょうか.

形 式:BE3857/4ZEB/2
レール端まで:4.8m
その他:INCL.OLEO TYPE54
    (オレオ緩衝機型番?)
京成・成田空港駅4番線
 2010年7月のスカイアクセス線開業に備えて,ホーム改修した時に新設されたようです.

形式等:不明
製造年:2010年初頭?

逗子市M氏より情報提供頂きました.
京成・成田空港駅5番線
 こちらは5番線側です.暗くて今一つはっきりしませんが,新型スカイライナーに合わせた紺色の塗装に見えます. ちなみに隣のJR東日本側のホームは,第2種のみです(↓).

西武・西武新宿駅3番線
 3番線はRawie社製があり,日車のオンレール,アーム式と比較観察が可能です. 仕様板が逆サイドなのでデータ不明ですが,ダンパ2本の一般的な構造です.

形式等:不明
西武・武蔵境駅3番線(多摩川線)
 高架駅に合わせて新調したようです.

形式等:不明
製造年月:(高架駅化2006年12月)
西武・武蔵境駅4番線(多摩川線)
 3番線と対です.
小田急・新宿駅1-2番線
(ロマンスカーホーム)

 JR寄りのロマンスカー発着ホームにあります.オイルダンパは英国OLEO社製が2本付きます.

形 式:BE5176/12EB
レール端まで:2.36m
製造年月:不明
小田急・新宿駅3-4番線
(ロマンスカーホーム)

 同じくロマンスカー発着ホームです.

形 式:BE5177/12EB
レール端まで:2.36m
製造年月:不明
小田急・経堂駅電留線
 経堂駅の新宿寄り電留線にブルーのものが2基見られ, 横棒の両端に黒バッファのついた独特形状で,おそらくRawie製と思われます. 昼は手前の側線に電車が留置されていることが多く,ラッシュ時の上り列車内からの撮影になるため,なかなか確認が取れません.

形式等:不明
小田急・登戸駅未成線
 多摩川上の登戸駅未成線(将来の1番線?)にあります.いずれ撤去,転用されるのでしょうか?

形式等:不明
小田急・小田原駅8-9線
 折返しの行き止まりに設置されています.隣の箱根登山ホームのものと比較すると大型です.

形 式:BE6042/12EB
レール端まで:1.2m
製造年:2007年
箱根登山・小田原駅11線
 箱根登山の短編成用とみられ,小型です. 車止後部手すり裏の黒い案内板のようなものは,土木学会の「箱根登山鉄道・土木遺産」プレートです.

形 式:BE6210/6EB
レール端まで:1.0m
製造年:2007年
江ノ電・藤沢駅
 油圧ダンパ無しの簡易型で,単線ホーム末端に設置されています.緑の江ノ電カラーに黄色の「ENODEN」ロゴが目立ちます.

形 式:BE6869/2EB
レール端まで:1.3m
製造年:2009年
京急・京急蒲田
 2012年10月21日開業の新駅5番線の安全側線に設置されました. 5番線は首都圏では珍しい切欠きホームなので,よく観察できます.なぜか製造年が3年前です.

逗子市M氏より情報提供頂きました.

形 式:BE6964/12EB
レール端まで:3.5m
製造年:2009年
京急・小島新田駅
 単線末端に設置されており,ブレーキ距離は最長です.奥の方に第3種車止めが併設されています.

形 式:BE5616/10EB
レール端まで:6.6m
製造年:2006年
京急・金沢文庫駅引上線
 2012年夏に品川方引上線に4台設置されました.本線側がハ型,川寄りは凸型と2台ずつ形状の異なるものが設置されています.

形 式:銘板読めず
製造年:2012年と推定

逗子市M氏より情報提供頂きました.
京急・久里浜工場入出庫線
 久里浜−北久里浜駅間の池田踏切横にあり,油圧ダンパ2本のフル装備モノです. 京急ファインテック(旧久里浜工場)の入出庫線末端で,交通量の多い踏切への逸走防止対策と思われます. なおH19年4月に工場内で1000系廃車(1259)を用いた衝突試験・性能評価が行われており,この車止めが使われたようです (京急・平成18年度鉄道安全報告書より).
形 式:BE6108/12EB
レール端まで:3.5m
製造年:2007年

逗子市M氏より情報提供頂きました.
京急・三崎口駅
 以前は線路上の砂利盛りだったのですが,駅改築とともに新調されたようです.小島新田駅と同型のようです.

形 式:銘板読めず
製造年:2010-11?年

逗子市M氏より情報提供頂きました.
京急・新逗子駅
 油圧ダンパを省略した代わりに,レール間にもブレーキ用レールを増設し,ブレーキ力を増したタイプです. この駅のみの独自の機構です.仕様板がホーム反対側で,データ不明.

形式等:不明
製造年:(2009年設置)
長電・湯田中駅
 背面後退部が長い印象です.旧小田急10000系の「ゆけむり」が発着します.雪に合わせてのグレー塗装でしょうか.

形 式:BE5577/10EB
レール端まで:3.0m
製造年:2006年
京阪・中之島駅1番線
 地下ホーム末端にシールドマシン切刃のオブジェとともに設置されています.照明付きで綺麗です.

形式等:不明
製造年:(2008年駅開業)
京阪・中之島駅2番線
 こちらは2番線です.切欠きホームの3番線を見落とし未調査です.
京阪・淀駅引上線
 2011年5月高架化完成予定ですが,京都側引上線に中之島と同様のRawie簡易型が設置されています. 大型のカプラ受けと直前に設置された接触検知用ポール(?)が目立ちます.速くて写真撮影困難で,上り線が出来たら再チャレンジ予定です.
阪神・三宮駅3番線
 折返し用の3番線末端にあり,ブルーと黄色(反対側端面)塗装です.観察時は新設間もなくピカピカでした.

形 式:BE6906/12EB
レール端まで:3.2m
製造年:2009年
阪急・夙川駅引上線
 夙川駅の神戸方引上線にあります.後退スペースがないので,角型ダンパのみの構成と思われます. Rawie社の分類ではFixed Buffer Stopですが,国内ではこの場所のみの設置と思われます.

形式等:不明
万葉線・高岡駅
 駅ビル内の停車場に2基設置されており,緩衝器が角型1本もので万葉線のロゴも付きです.

形式等:FP8618
容量:60.4t,10km/h
製造番号/年:61985-2013