日本車両製・アーム/リンク型

 アームガイド式バンパーと変位縮小用リンク機構を備えた日車製車止めの一覧です. 設置年の古いものに多く見られます.


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設置場所・仕様など 車 止 め の 画 像
京急・品川駅3番線
 京急品川駅で唯一の行止り式ホームで,もっぱら快特の発着に使われます. 納入年が1年早い京王・新宿駅のもの(S-301)が改修されているので,これがオリジナルでの現役最古になります. 向って左側のバンパークッション部が欠けているのが特徴です.

形 式:SC-302
容 量:60tf
緩衝距離:1.5m
製造年月:1966年
京成・上野駅1番線
 同形式が4線に設置されています.バンパーに可動ナックルを備え,クリーム塗装と赤い仕様板が特徴です. 近くに立ち入れないため仕様版データ未確認です.

形式等:不明
製造年月:1975年?(1973年1番線ホーム開業)
京成・上野駅2番線
京成・上野駅3番線
京成・上野駅4番線
 奥が清掃員詰所になっています.
京成・金町駅
 ここもバンパーに可動式の自連ナックルを備えています.

形 式:S-312
容 量:55.5tfm (30tf×1.85m)
緩衝機:PHS-0.8(?)
製造番号:記載無し
製造年月:1968年4月
京王・新宿駅1番線(旧線)
 京王・新宿駅には国内初の緩衝式車止めとして1965年にS-301が設置され,1968年にも増設(S-307),合計4台が納入されました(各形式2台ずつか?). しかしいずれも1982年に改造されており,また長編成化対応のため4番線が廃止されたので,現在は3台のみの設置です. 裏側が通路なのでリンク機構の観察が可能です.2-3番線のものよりバンパー部が短くなっています.
形 式:S-307
容 量:90tfm (60tf×1.5m)
緩衝器:PHS-2A
製造番号:3
改造年月:1982年4月(納入:1968年)
京王・新宿駅2番線(旧線)
 これが国内初の緩衝式車止め(2号機)です. ただ1982年に改修され銘板等も1982年になっているので,オリジナルとは言い難いところが難点です. 横断禁止のサインが仰々しいですが,この上を通る人などいるのでしょうか?

形 式:S-301
容 量:90tfm (60tf×1.5m)
緩衝器:PHS-2
製造番号:2
改造年月:1982年4月(納入:1965年)
京王・新宿駅3番線(旧線)
 後年の改造さえなければ,間違いなく国内初・1号機の栄誉に輝くところです.

形 式:S-301
容 量:90tfm (60tf×1.5m)
緩衝器:PHS-2
製造番号:1
改造年月:1982年4月(納入:1965年)
富士急・富士山(富士吉田)駅1番線
 同一形式が3台あり,型番もすべて同じです.黄色で塗り替えられていますが,雨ざらしでかなりくたびれた感じです. 両側バンパーに小型緩衝バッファを用いており,この車止め独特の構造となっています.

形 式:S-322A
容 量:60tfm (40tf×1.5m)
緩衝器:PHS-2B
製造番号:38
製造年月:1975年3月
富士急・富士山駅2番線
 1番線と同じ製番ですが,付番ミスでしょうか?

形 式:S-322A
容 量:60tfm (40tf×1.5m)
緩衝器:PHS-2B
製造番号:38
製造年月:1975年3月
富士急・富士山駅3番線
 他番線と同形式です.

形 式:S-322A
容 量:60tfm (40tf×1.5m)
緩衝器:PHS-2B
製造番号:37
製造年月:1975年3月
京阪・淀屋橋駅3番線
 地下ホームの終端部に設置されています.京阪独特の濃い目のグレーに,オレンジのトラ塗装が目立ちます.

形 式:S-339
容 量:54tfm (30tf×1.8m)
緩衝器:BH225-600-1
製造番号:2
製造年月:1983年3月
京阪・淀屋橋駅4番線
 3番線と対の車止めです. なお,ホーム京都よりの切欠きホーム2番線のものは,ダンパ直結式です.

形 式:S-339
容 量:54tfm (30tf×1.8m)
緩衝器:BH225-600-1
製造番号:1
製造年月:1983年3月